2022年世界選手権女子マラソン代表の松田瑞生(27=ダイハツ)に対し〝みずき〟先輩から熱いエールが送られた。

 5日に行われた東京マラソン(東京都庁前発―東京駅前着)では、序盤から果敢に攻め、最初の5キロを16分20秒で通過。10キロ付近で一山麻緒(資生堂)が脱落してからも快調に飛ばしたものの、20キロを過ぎたあたりから徐々にペースが落ちた。2時間21分44秒をマークして日本人トップの6位に入った一方で、04年アテネ五輪金メダルの野口みずき氏が持つ日本記録(2時間19分12秒)には及ばなかった。

 かねて目標に掲げてきた日本記録には届かなかった。「今回は挑戦というテーマのもと、スタートラインに立ったハイペースになったけど、いい経験ができた。15キロまででいっぱいいっぱいになった。世界との壁を痛感した」と吐露。悔しさの残る1日となったが、「世界は走れば走るほど高い壁と痛感する。全然歯が立たないと思うので、地道に今の努力を継続した先に、得るモノ、結果を残せると思うので、これからも挑戦する姿を見せられたら」とリベンジを誓った。

 レース後には野口氏と遭遇。松田は「『みずきの記録はみずきが切って!』と真顔で言われた」と明かし「(野口氏が松田に)『日本記録を出した時にやっていた練習を伝授するから』と。すごくうれしい」と大きな刺激を受けた。

 約18年破られていない日本記録。この壁を打ち破るのは〝みずき〟だ。