フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たし、プロに転向した羽生結弦(28)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata」の初日が10日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ)で行われ、会場に詰め掛けたファンを魅了した。

 活躍のステージを変え、昨年7月に新たな一歩を踏み出した羽生。プロスケーターとして地元・宮城で開催する最初のアイスショーは、東日本大震災から12年という節目のタイミングを選択した。

 2014年ソチ五輪の団体戦で共闘した12年世界選手権銅メダルの鈴木明子氏、15年世界選手権銀メダルの宮原知子氏らとともに感謝の舞いを披露した。体操男子で個人総合五輪2連覇の内村航平氏とのコラボ演技では、会場中が大興奮。スタンディングオベーションが沸き起こった。

地元で華麗に舞った羽生結弦
地元で華麗に舞った羽生結弦

 約2時間の公演を終えた羽生は「こうやってみなさんに見ていただいて、時間を過ごしている中で、あれ(東日本大震災)から12年がたとうとしている」と神妙に切り出した上で「震災だけじゃなく、つらいこと、幸せなことなど、苦しいこと、悲しいこと、寂しいこと、きっといろんなことあると思う。ただ、今日という日がみなさんにとって希望となりますように心から願っています」とメッセージを送った。

 当公演は12日まで実施。地元・宮城から「ありがとう」の気持ちを全世界に発信する。