中日の砂田毅樹投手(27)が今季にかける並々ならぬ思いを語った。

 昨年11月に京田との1対1の交換トレードでDeNAから移籍した左腕は「数字的な目標はないが、勝ちパターンを狙っていきたい。去年までのメンバーがいる中でも関係なく、切磋琢磨してそこに入り込んでいく選手がいないといけない。別のチームから来た選手が上を目指す気持ちでいかないと意味がない」と言い切る。

 昨季立浪竜の勝ちパターンは7回からは清水→ロドリゲス→R・マルティネスと確立され、ほかにも祖父江、藤嶋、谷元ら鉄壁のリリーフ陣を誇る。それでもあえて砂田はその一角を担おうと虎視眈々と狙っている。

 2013年育成ドラフト1位でDeNAに入団した砂田は15年に支配下契約。リリーフに本格転向した17年に頭角を現すと62試合登板して25ホールド、翌18年には自己最多の70試合登板で24ホールドをマークした。ところが、チーム方針で昨季はわずか15試合登板にとどまり「けがをしているのではと思われたけど、ルーキーの時のキャンプで腰をやったぐらいで、それ以来、どこもけがをしたことがない。単純に調子が上がり切らなかったという話。でも昨年はほぼ使われず、後半は結構、体が動けていて良かったが、上に上がった時にアピールしたくても出る場がなかった。悔しさしかなかった。トレードになるかもというのはずっと頭にあった」と吐露する。

 DeNAでは不完全燃焼だった中での中日への移籍に「自分の持ち味の打たせて取る、ゼロで帰ってくる、ヒットを打たれない、というのは出していきたい」ときっぱり。その上で「ワンポイントなのか、実際どういう立場になるのか分からないが、任されたところをやり切るのは大事だが、自分の中では1イニング投げ切るというところを重要視していきたい。常に上を目指していかないと、自分にプレッシャーをかけないと上にはいけない」とし、あくまで勝利の方程式に食い込む覚悟を見せる。

 新天地で10年目左腕が再び勝ちパターンとしてよみがえるか。