リップサービスか、それとも…。昨年限りで現役を引退し、阪神のSA(スペシャルアンバサダー)を務める糸井嘉男氏(41)が8日に日本ハムの沖縄・名護キャンプを電撃訪問。就任2年目の新庄監督率いる古巣の躍進に太鼓判を押した。

 糸井氏がキャンプ地に姿を表すと、球場全体が「超人」の出現に騒然とした。新庄監督に招かれ「SHINJO STAGE」での談笑が始まると、バックネット裏のファンはグラウンド内の練習をよそに2大スターの「共演」に熱狂した。

 そんな糸井氏に指揮官との談笑後、阪神SAとして古巣の現状について聞くと、意外にも「(今季は)楽しみ」と笑み。その上で昨季リーグ最下位からの浮上の可能性をこう熱弁した。

「まだ若くて経験の浅い選手、ポテンシャルを感じる選手がめちゃくちゃ多い。経験も去年ある程度積んで、今年勝負をかけていかないといけない選手もたくさんいる。楽しみな選手は見る限り多いですね」

 さらに日本ハムでの気になる選手を問うと「めっちゃおる」と即答。冗談を交えながらも独特の「超人節」で次々と期待の選手名を上げ始めた。

「清宮君は去年のシーズンからですけど、今川君とかも良い角度を持った打撃をする。(去年まで同僚の)江越だってね。ごじゅうばた(五十幡)君の足と肩はすごい。みんな素晴らしいです。あとは結果を出すだけ」

 今季の日本ハムは新庄監督が「優勝だけを目指す」と宣言し、厳しさを前面に打ち出すキャンプが続く。若手の成長に弱点の補強も加わり「戦える戦力」はそろいつつある。それでも評論家や球界関係者は「(主軸打者だった)近藤が抜けた穴は大きい」と指摘。日本ハムを上位予想する関係者はごくわずかなのが現状だ。そんな中での糸井氏のまさかの高評価。まだキャンプは始まったばかりだが、新庄監督とナインには心強いエールだろう。