ソフトバンクの王貞治球団会長(82)が8日、B組(二軍)グラウンドを視察し、野手全員に緊急アドバイスを送るなどおよそ3時間立ちっぱなしで熱血指導をした。
この日のB組では武田や風間らが打撃投手に登板した。強烈なインパクトを残したのが、高卒2年目のドラ1右腕・風間だった。最速149キロの直球で猛アピール。制球が荒れ気味だったとはいえ、38球すべて直球で11の空振りを奪い、外野にも打球を飛ばさせなかった。
打撃投手が終了すると、ケージ裏で見守っていた王会長が動いた。「球に負けている選手が多かったからね」。野手陣を集めて10分近く身ぶり手ぶりを交えて熱弁。直後に控えていた打撃練習に向けて、始動を早めてバットの先で打つイメージを試してみるように呼びかけた。
再びケージ裏にどっしりと陣取ると、時折り声をかけながら、全選手が打撃練習を終えるまで一度もその場を離れなかった。打撃投手の際からトータルで3時間にもわたり、休むことなく若鷹ナインの打撃に熱視線を送った。チーム内からも「言ったからには見届けるというのが会長らしいし本当にすごい」と感服の声が上がるほどだった。
まだ投手が有利な時期。打者がお手上げだった風間との対戦については「今まだあの速さの球はバッターたちはね」と理解もしている。ただ、常に説いているのが、試合で結果を出すことを意識して練習に取り組むこと。「でも、やっぱり練習が彼らの仕事ではないから。あの速い球を打つのが彼らの仕事だから。そういう自分のバッティングをしていかないと」。
V奪回へ大補強が行われ、若手選手が乗り越えなければならないハードルは高い。王会長も熱くハッパをかけている。












