新日本プロレス5日札幌大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のSANADA(35)がIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)にフォール負けを喫した。

 SANADAは昨年11月の「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」準決勝で新世代の成田蓮に敗戦。今年に入るとノアとの対抗戦(1月21日、横浜)で征矢学に敗れ、1月24日後楽園大会では海野翔太にタッグ戦で3カウントを奪われるなど低迷が続いている。

 この日は内藤哲也、鷹木信悟、BUSHIと組んでオカダ、矢野通、海野翔太、田口隆祐組と8人タッグ戦で激突。終盤にはオカダをSkull End(変型飛龍裸絞め)で捕獲し攻勢に出る。

 しかしラウンディングボディープレスを回避されてしまうと、旋回式ツームストーンパイルドライバーで形勢逆転を許す。最後は王者必殺のレインメーカーで沈められてしまった。

 かつて「ライバル」と評されたオカダとの差が浮き彫りになった完敗のショックは決して小さくない。珍しくコメントスペースで立ち止まったSANADAは「プロレス人生の中で今が一番、何をしたらいいか分からないです。出口の見えないトンネルに入ってしまったのかなと」とつぶやくのがやっと。ノーコメントで会場を後にすることが多い寡黙な男が、あえて言葉を残したのは危機感の表れとも見れる。不振極まるSANADAに、復活の時は訪れるのか――。