特別チームアドバイザー兼務で臨む2年目の春季キャンプも、熱くナインに〝王イズム〟を注入した。ソフトバンクの王貞治球団会長(82)が、31日にキャンプ地・宮崎の全体ミーティングで「結果は出すものではなく作るもの」などとパワーワードを繰り出しながら、15分にも及んだという熱弁をふるった。
自らが明確な意志を持って取り組み、本番に通ずる練習姿勢を求めた。「このキャンプでは『自分が主(しゅ)』という考えを持ってほしい」との思いを繰り返し、口にして強調。「明日からの10日間で野球ができるコンディションになる。その期間後は、練習というよりも『投手と打者の勝負』というところを常に考えて取り組んでほしい。決して練習の延長線上で取り組まず、マウンドやバッターボックスでは『どう相手に勝つか』をイメージしながら立ってほしい。結果は出すものではなく作るもの」と力を込めた。
日本一奪回が至上命令のシーズンだ。2年連続でV逸し、オフに近藤、オスナら異次元の大補強が敢行された。王会長は「補強の分(既存の)選手は大変になる。本気度を見せてもらいたい」と奮起を促してきた。有望な若手も多くそろっているとはいえ、現在の厳しい競争下では、ブルペンや打撃練習でアピールに成功しても、それが実戦の結果につながらなければ、経験豊富な補強組の壁は越えられない。
1年前のミーティングでは「ドンドン来てほしい。別に電話してきたっていい」と表明し、その言葉通り各選手に寄り添うアドバイスを送ってきた王会長。2023年も温かい視線を送りながら熱くチームをサポートしていくことになりそうだ。












