卓球の全日本選手権(東京体育館)、男子シングルスで2連覇を果たした戸上隼輔(21=明治大)が〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)への思いを語った。
29日に行われた決勝では、3冠を目指した張本智和(19=IMG)と対戦。1―1で迎えた第3ゲーム、10―8からジュースに持ち込まれるも「死ぬ気で取って次につなげたい」と17―15で奪取。一進一退の攻防を制し、流れを引き寄せた。
難敵を倒しての日本一に「本当に優勝できるとは思っていなかった。優勝したけど実感はない。2連覇したのかなというような疑心暗鬼な気持ちはあるけど、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。
かねてプロレス好きを公言する戸上は、場内インタビューで「みなさん、元気ですかー!」と、アントニオ猪木さん(享年79)の名フレーズを披露。「プロレスが大好きで、どうしても優勝して、このセリフを言いたかった(笑い)。本当に感謝しかなくて、卓球をやっていてよかったと思います」と満面の笑みを浮かべた。
インタビュー後に猪木さんのテーマ曲「炎のファイター」がサプライズで場内に流れると、観客席に向かって「1、2、3、ダーッ!」と闘魂を注入した。
その後の取材では「プロレス関連で何か言えたらなと思っていた。プロレスが大好きなので、みんなが知っているフレーズを言いたいなと思っていた」と説明した上で「世界選手権の団体戦が終わったタイミングで猪木さんが亡くなられて、本当に猪木さんには勇気を与えてもらうことが多かったので、こうやって結果で恩返しというか、自分の中で何か猪木さんに伝えられたらなと思っていた」と胸の内を明かした。
パリ五輪まで残り約1年半。〝闘魂魂〟でさらなる飛躍を目指す。












