球界を代表する強打者2人のお墨付きがあれば鬼に金棒だ。現役ドラフトでDeNAから加入した中日・細川成也外野手(24)が今季の大躍進に自信を深めている。

 24日、移籍後初めてナゴヤ球場で練習を行い、マシン打撃などで精力的に汗を流した。4日から22日までは楽天・浅村栄斗内野手(32)、オリックス・杉本裕太郎外野手(31)らとともに沖縄での合同自主トレに参加。「浅村さんからは僕は結構、力んだりすることが多いので『もっとスイング自体をゆったりと振るイメージもあった方がいいのでは』と言われた。それで変化球の待ち方や反応、打ち方だったり、いろいろ教えていただいた」と目を輝かせる。

 同じ右の大砲タイプの杉本からも「パワーはあるから、あとは対応だったりとか。浅村さんとかぶるところもあったが、感覚は一人一人違うので。逆方向への打球は改めて大事なんだなと。本当にいろんなことを学べた」と感謝する。

 昨季6年目の細川は出場18試合にとどまり、打率0割5分3厘、1本塁打、1打点と未完の大器の状態のままだ。しかし、浅村らとの合同自主トレを終えて「浅村さんからも杉本さんからも『絶対活躍』できると言ってもらえて自信になった」と張り切っている。

 2月1日からの沖縄春季キャンプは一軍・北谷組に選出。「僕はキャンプインからアピールしないといけない立場。新人のころに戻ったような気持ちで、ガンガンアピールして一軍で今年は活躍したい」ときっぱり。

 今季の覚醒に太鼓判を押してくれた浅村&杉本に向け「新たな環境で新たな気持ちで、あとは僕が結果を出すか出さないか。来年にいい報告ができるように頑張ります」と結果で報いるつもりだ。