WBC日本代表入りが内定している阪神・湯浅京己投手(23)が、15日に沖縄・宜野座での自主トレを公開した。
チームメートであり、先輩捕手でもある梅野が主宰する自主トレに初参加した右腕は、WBC球を使用したブルペン投球で直球、スライダーを中心に42球。まだ正式発表前とはいえ、初の国際舞台へむけ「そこに向けてしっかりと出られるように調整していきたい。やるからには世界一を取りたい。それに貢献できるように、本当にチームの力になれるように精一杯やりたい」と充実の表情だ。
プロ4年目の昨季は、誰もが認める飛躍の1年だった。59試合43ホールド、防御率1・09と虎のブルペンで中心的役割を担うまでに成長。ホールド王のタイトルを獲得、シーズン後には侍ジャパン入りし、11月の強化試合での好投が高評価され、一気にWBC日本代表にまで上りつめた。
そんな足跡を誰よりも喜んでいるのが担当スカウトだった筒井和也スカウトだ。「去年12月に会ったんですけど、やっぱりいい顔してましたね」と、その顔つきもこれまでとは比較にならないほど、自信に満ちあふれたものだったという。
一方で「代表に選ばれたとしたら、また違う刺激をもらって、志もさらに一段高いものに変わってくるんじゃないかと」(筒井スカウト)と、球界での存在感も、長期的な活躍でさらにアップデートされることも願っている。独立リーグ出身で18年のドラフト6位入団。同リーグに足を運ぶ機会も多いという筒井スカウトは、投手では千賀(ソフトバンク→メッツ)のようなレジェンド的存在になるまで、さらに己を高めていってもらいたいと期待を寄せる。
「それは彼自身も思っていると。ドラフトで指名を受けたとき、取材で『どんな活躍を?』と聞かれて『将来は、独立出身の湯浅のサクセスストーリーができれば』と話していた。夢がある話ですよね? 今、プロを目指して頑張っている独立選手の励みにもなるでしょうし。昨年に続き今年、来年と活躍が続けられれば、彼の『これまで』は、もっとピックアップされることになるでしょうから」(筒井スカウト)
23歳の成功物語はまだまだ序章。初の国際舞台となるWBCは湯浅にとっては、さらに成り上がるための絶好の腕試しの場となる。












