開幕戦のイメトレはこれでバッチリか。中日・松葉貴大投手(32)が自身初となる開幕投手へ向けて並々ならぬ意欲を示した。

 昨季までの実績などで開幕投手は大野雄、柳、小笠原、高橋宏の4投手の中から選ばれる可能性が高いが、松葉は〝第5の男〟として名乗りを上げる。「立浪監督はメディアで(高橋)宏斗、柳、(小笠原)慎之介、大野さんの中になるっていうようなことを言われているし、可能性としてかなり低いのはもちろん分かっている」とした上で「実際、今コロナもどんどん増えてきているし、体調不良やけがも含めて、その当日を迎えるまでは何があるか分からない。1%でも可能性がある限りは、僕も投げたい気持ちはすごく持っている」と猛アピールする。

 今季の開幕戦は3月31日の巨人戦(東京ドーム)とあって、すでにイメージトレーニングにも着手。12日はナゴヤ球場に隣接する室内練習場のブルペンでスマホと自ら持ち込んだスピーカーをワイヤレス接続して「巨人 チャンステーマ」と検索したユーチューブから「勝ち取れ!」「Gフレア」「ファイター」など巨人の応援歌が次々と流れる中、実戦さながらに捕手の木下を座らせて変化球も交えて50球を投げ込んだ。

 投球後、その意図を「気持ちを上げるのにいいと思った。やっぱりビジターへ行った時に相手の声援の方が大きくなるので、そういう中でどれだけ冷静に投げられるかがビジターの難しさ。それを逆にプラスに考えて投げられるようにならないとダメ。今はホームでそれなりに投げられているので、その投球をビジターでもどんどん増やしていかないといけない」と力説する。

 BGM効果について「自然と気持ちも、力も入る部分はやっぱりあった。静かな中でやるのもいいけど、やっぱり自分のモチベーションを上げるのに今年はそういうのも使いながらやろうという感じ。いい練習だと思う」と手応えを口にする。

 松葉が今季開幕投手の座をミラクル逆転でつかむか注目だ。