一歩ずつ前進する。ヤクルトの山下輝投手(23)はルーキーイヤーの2022年にケガがありながらも、シーズン終盤にプロ初登板初先発を果たすと、登板2戦目で初勝利をつかみ、1勝1敗、防御率1・46の成績だった。日本シリーズでも先発して活躍を見せたルーキーを直撃した。

 ――22年を振り返ると

 山下 ケガをして(プロに)入ってきた時点で、22年はまず1勝するのを目標に1年間取り組んできてたので。それが何とか最後の最後で達成できたのは、自分ではいいスタートを切れたのかなと思っています。

 ――1年目から日本シリーズで投げた

 山下 なかなかできない経験。そこで投げさせてもらったことは今後につなげていかなきゃいけないと思いますし、23年以降いっぱい勝てるようにしていかないとなっていう気持ちです。

 ――二軍ではどんなことに取り組んでいた

 山下 二軍では実戦復帰してから、クイックのタイムをもう少し早くしようということで、そこを重点的に尾花コーチとやっていました。

 ――高校(木更津総合)の1つ先輩に楽天・早川がいる。影響を受けた部分は

 山下 目標設定の部分ですかね。すごい細かく目標設定をしていて、それを高校の時にずっと近くで見てたので。それは今、すごく参考にしています。

 ――どういう目標設定をしていた

 山下 自分は一番大きい目標にプロ野球選手になるっていうことを挙げて、それに近づくためにどうしていくかということで、小さい目標を少しずつ立てていました。

 ――小さい目標とは

 山下 ほんとに小さいですけど、冬場(の練習)でスピードを何キロ上げるとか、変化球これを身に着けるとか、そういう感じですね。体重をいくつにしてとか。

 ――それを積み重ねてきた

 山下 そうですね、それで自分的には(大きな目標に)近づいてきたと思っています。

 ――23年シーズンの目標は

 山下 1年間、ケガをせず投げ切ることが一番の目標です。

 ――その後は

 山下 石川(雅規)さん(42)のような長く野球をやれる、かつたくさん勝てるような投手になりたいなと思います。

 ――石川は200勝を目指しているが、自分もという気持ちか

 山下 まだ自分は1勝なので程遠いですけど、頑張ります。

 ――一つずつ

 山下 一つずつ小さな目標をコツコツとやっていきます。