勝利はつかめなかったが粘りを見せた。日本シリーズ第4戦(26日、京セラドーム大阪)に先発したヤクルト・石川雅規(42)は5回を投げて2安打1失点の好投。2回までに4四球と立ち上がりは制球に苦しんだ。そして3回二死二塁で杉本に適時打されて先制を許したが、最少失点で切り抜けた。
その後も要所を締める投球を披露。降板後はベンチの一番前で食い入るように試合を見つめていたが、打線の援護がなく若林忠志(毎日=現ロッテ)が42歳8か月で記録した日本シリーズ勝利の歴代最年長記録を更新することはできなかった。
高津監督は「粘りはあった。少し怖がってる部分と丁寧にいく部分とは紙一重だと思うが、ストライクとボールがはっきりした部分もあったかな」と話し、石川は「やはり先制点を取られたのがすべてです」と言葉少なに語った。
そんなベテラン左腕は常に〝攻め〟の姿勢を失わない。今季が21年目の石川は9度の開幕投手を務めている。それでも「先発5番手、6番手だって思ってたら、開幕ローテに入れない。毎年、開幕投手は目指している」と言い切る。
さらにこうも続ける。「みんな、そこ(開幕投手)を目指してやらないとダメだと思う。だから(自分は)1番手を目指したいなと思うし、そこを目指している」。CSファイナルでは出番がなく、今回の日本シリーズでは第4戦でようやく出番となったが、尽きることのない向上心で常に臨んでいるという。
チームは今シリーズ初黒星となり、高津監督は「(打線が)どこかで打たなきゃいけなかったですね。今日は反省だらけだと思う」。ただ、ベテラン左腕が見せたファイティングポーズはチームの今後の糧になる。












