阪神・大山悠輔内野手(27)が岡田新体制のチームを攻守で支える重要なキーマンとなりそうだ。
プロ6年目の昨季は新型コロナウイルスの影響で戦線離脱もあったが、124試合に出場し打率2割6分7厘、23本塁打、87打点。実績、キャリアを考えれば参加を免除されてもおかしくない秋季キャンプ(高知・安芸)にもフル参加し、早朝から日没まで若手選手たちとともにハードなトレーニングに集中した。
ここ数シーズンは野手陣のスタメンが固まり切らなかったチーム事情もあり、一塁、三塁、左翼と守備位置を転々とすることを余儀なくされたが、岡田新監督は「大山は一塁で固定起用し、代走も守備交代もさせるつもりはない」と就任当初から明言。新指揮官の下、今秋は一塁守備にのみ専念し連日何本もノックを浴びた。
岡田監督は大山の一塁守備を「そら全然心配してないよ。グラブさばきもうまいしな」と高く評価。「悠輔は速い打球に強いし、ハンドリングもいい。一塁はサインプレーに入ることも多いし、ドラッグ、プッシュバントへの反応もうまい。チームを引っ張る立場だし、彼がファーストにいればピンチの時もこまめに投手へ声かけをして鼓舞してくれるだろう」と藤本内野守備走塁コーチも語る。チームリーダーの一人でもある背番号3が支柱としてホットコーナーの対角線上に陣取れば、チームの守備は大きく安定するとみている。
ロサリオ(2016年、73試合出場=9失策)、ボーア(20年、97試合出場=8失策)、マルテ(21年、124試合出場=8失策)と打力を期待して外国人選手に一塁を任せてきたことが、ここ数年の阪神の失策数の多さ(5年連続リーグワースト)の遠因になっていたことは否めない。
「すべての面においてレベルアップしたい」と繰り返し語るストイック主砲が、今年こそ悲願の〝アレ〟へ虎をけん引する。












