全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(3日、後楽園ホール)は王者の宮原健斗(33)が大日本プロレスの野村卓矢(29)を退け、3度目の防衛に成功した。
大音量のテーマ曲が鳴り響く中、先に起き上がった宮原は、大の字の卓矢を静かに起き上がらせた。そして「今日はありがとう。またいつか、このベルトをかけて戦おう」と呼びかけると、卓矢もグータッチで応えた。
昨年の世界最強タッグ決定リーグ戦を制した2人は、前日の後楽園大会で諏訪魔&KONOを撃破。世界タッグ王者同士による3冠戦という、最高のシチュエーションで戦いのゴングが鳴らされた。
一進一退の攻防が続く中、試合が動いたのは20分過ぎだ。お互いにエルボーを打ち合い、その数は50発を超えた。さらに25分過ぎ、2人は左手をつかんだまま張り手合戦を展開。意識が遠のきながらも、最後は王者が底力を見せた。
カウンターのブラックアウト(ヒザ蹴り)から挑戦者の背後をとらえると、両腕と胴体をロック。渾身のシャットダウンスープレックスホールドが決まり、28分42秒の激闘に終止符を打った。
だが、戦いが終わればノーサイド。再び2人はタッグを組み、22日の後楽園大会では世界タッグ王座のV1戦で青柳優馬&野村直矢を迎え撃つ。
さらに〝5冠王者〟として君臨する宮原には、3冠王座の防衛ロードが待ち受ける。試合後は青柳優馬と新日本プロレスのミスターこと永田裕志が挑戦を表明。先にリングに登場した優馬を2月4日の八王子大会で迎え撃つことを決めた。
「ゼンニチ新時代は始まってるからな。ここで加速した今を、日本全国の皆さんに届けるには防衛しかないから」
波乱の王道マットは宮原が先導する。












