ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗(26)が1日の東京・日本武道館大会で、前王者・拳王(38)と激突。激闘の末、3度目の防衛に成功した。

 2023年の〝エース〟を決める一戦は、序盤から一進一退の攻防を展開。王者は中盤、雪崩式のタイガースープレックスを狙うも回避され、逆にエプロンへ雪崩式のファルコンアローで落とされて窮地に陥った。さらにリングに戻ると、拳王得意のPFS(ダイビングフットスタンプ)で追撃されて動けなくなってしまう。

 だが、ここで意地のフランケンシュタイナーをサク裂。ピンチを逃れると、終盤には相手の頭を押さえつけての変型シャイニングウィザードを発射する。さらにハイキックをよけてから、リバースフランケンシュタイナーを繰り出してたたみかけ、最後は再び変型シャイニングウィザードを決めて3カウントを奪った。

 疲労困ぱいで息を切らしながらバックステージに現れた清宮は「ノアの世界をつくっていくのは俺なんで。俺があらゆる面で、このノアを引っ張って2023年、新しいノアに連れて行きます」と力強く宣言した。

 今後の防衛戦については「もっと若い選手、海外の選手とかと戦って、〝新しい光景〟を作っていきたいと思ってます。これからも俺を見に来てください」と目を輝かせた。ノアの未来を託されたエースの23年に期待が集まる。