女子プロレス「スターダム」のワールド王座から陥落した朱里(33)が、〝再起戦〟の相手にセンダイガールズの怪物こと橋本千紘(30)を指名した。

 29日の両国大会ではワールド王座のV11戦でジュリアと対戦。元タッグパートナーでもあった2人の戦いは激闘となったが、30分1本勝負の試合時間残り9秒のところで変型のノーザンライトボムを食らい無念の3カウントを献上した。

 ベルトを失った朱里は「最後、ジュリアに負けてしまったんですが、ジュリアと試合ができたこと、私はすごくうれしかったです」と1年を振り返りつつ、「悔しいですが、晴れやかな気持ちでもあります。プロレスとさらに向き合えた1年、最高の年を過ごしました」とすっきりとした表情で語った。

 さらに来年に向け「私はもっともっとプロレスを突き詰めて進化して、大きな存在になりたい。2023年、最強女子を確立させるために動きたい」と目標を掲げた。

 その第一歩が怪物とのシングルだ。「センダイガールズの橋本千紘。スターダムのプロレス、そして朱里に興味があるなら1月6日の後楽園ホールに招待したい。勇気があるなら来場してほしい」と呼びかけた。

 シングルでの戦績は2勝1敗と勝ち越しているが、新年の怪物狩りから逆襲ロードをスタートさせる。