〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(28日、東京・両国国技館)で、元K―1WORLD GPスーパーウェルター級王者の木村〝フィリップ〟ミノル(29=ブラジル)が矢地祐介(32)に66秒で戦慄のKO勝ちを収めた。

 昨年12月4日の和島大海戦を最後にK―1を離れこの日が1年ぶりのリングになった木村は、矢地と1ラウンド(R)がキックで2Rが総合格闘技(MMA)のミックスルールで対戦。自身のルールで行われる1Rで決めたい木村は重いパンチでプレッシャーを与えつつ矢地に迫ると、最後はコーナーで右、左と強烈なフックを続けざまにヒットさせて1分6秒でマットに沈めた。

 試合後マイクを持つと「久しぶりです。木村ミノルです。やっぱ俺の試合は間違いないっすね」とニヤリ。さらに「大みそかも一応空いてるんで、なんかあったら呼んでください」とRIZINに呼びかけてみせた。

 さらにコメントスペースでは「2Rいかずにすんで何より良かったです。本当に」と不敵な笑みを浮かべる。そして「これからも〝名前狩り〟していきたいっすね。矢地選手ゲットはなかなか大きいんじゃないですか? (今後は)もうちょっとRIZINの選手の名前を揃えたいです。眼中に入れてるのは鈴木千裕選手とか萩原京平選手とかですかね」と意欲を見せた。

 また、宇佐美秀メイソンがアルバート・クラウスに判定3―0で、ラファエル・ロバト・ジュニアが岩崎大河に1R2分10秒アームロックで、イゴール・タナベがメルビン・マヌーフに1R1分58秒ヒールフックでそれぞれ勝利。タナベは23日の公開練習で藤原喜明組長から足関節技のコツを伝授されたばかりで、その指導に即、応える形になった。