全方位と勝負だ。10月1日に死去したアントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(28日、東京・両国国技館)に出場する新日本プロレスの柴田勝頼(43)が、闘志をみなぎらせている。

 頭部への攻撃が禁止されたUWFルールでのトム・ローラー(39)との対戦に向け、「C.A.C.C.スネークピットジャパン」(東京・高円寺)を訪問。元UWF戦士の宮戸優光氏から指導を受け、「知らないことがたくさんあった。まだまだ成長段階だと、実感することができました」と目を輝かせた。

 猪木祭りでは総合格闘技に加えキックボクシング、巌流島とさまざまなルールの格闘技戦が開催される。唯一のプロレスの試合となる柴田は、会場を格闘技ファンが占めることを予測し「プロレスを見たことのない人にも、何も見たことない子供にも、おじいちゃん、おばあちゃんにも届く試合を見せたい」と力を込めた。

 そのためにも、対角線に立つローラー以外にも戦うべき相手がいる。「対戦相手との勝負でもあるし、新日本との勝負でもあるし、ほかのルールの試合との勝負でもある。さらに年末年始は大会が多いので、そういうものとも勝負になる。その中で、自分のできる戦いを見せたいですね」。年末年始に開催されるプロレス、格闘技、ボクシングなどあらゆるジャンルの中で一番のインパクトを残すと宣言した。

 宮戸氏に教えを受けたことで「いろんなものを吸収したい。いろんなものに触れておきたい。そこで自分のプロレスで勝負したい」との思いを改めて強くした。今回の挑戦が新たな道を切り開くか。