蓄積疲労も関係なしだ。フィギュアスケートの全日本選手権初日(22日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、三原舞依(23=シスメックス)が国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自己ベストを上回る74・70点で2位につけた。

 今季はグランプリ(GP)シリーズで2連勝。初出場となったGPファイナルでも初Vを飾ったが「ジャンプに限らず足が重かった。歩いているときも何もないところでつまずいたりした。足上がれーって(笑い)」と振り返るほど疲れがたまっていた。ただ「どんな状況でもいい演技ができるのがトップアスリート」との思いで、この日のSPも安定した演技を披露。2回転半ジャンプ(ダブルアクセル)、3回転フリップ、3回転ルッツ―トーループの連続ジャンプを軽やかに着氷させた。

 三原の名前が書かれたバナーを掲げるファンの応援が、ガソリンとなった。「いつも応援してくださる方や、新しくつくってくれたバナーだったりとか、一つひとつ全部見ながら滑れたらいいなと思って滑れた」と感慨深げに語った上で「たくさんの方々に見守ってもらいながら滑れるこの舞台がとても幸せだなと思う」と喜びをかみ締めた。

 SP首位で親友の坂本花織(22=シスメックス)とは3・09点差。逆転での初制覇へ「今まで滑ってきた試合の中でも一番最高のフリーをしたい」。24日のフリーでは、会場に舞依の花を咲かせてみせる。