泣きっ面に蜂だ。日本スケート連盟は22日、フィギュアスケート全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)のペアに出場予定だった〝りくりゅう〟こと三浦璃来(21)、木原龍一組(30=ともに木下グループ)が欠場すると発表。練習拠点のカナダから搭乗した航空機が大幅に遅延し、預けた荷物を紛失したためだという。
3年ぶりとなる全日本の舞台で成長した姿を披露するはずだったが、まさかの形で幕切れとなった。三浦は「グランプリファイナルが終わってカナダに帰ってから約1週間、プログラムの新しいつなぎを練習したり、全日本に向けて2人とも仕上げていたので本当に残念な気持ちでいっぱい」と肩を落とし、木原も「調子も上げてきていたし、過去2年出場できていなかった分、全日本にかける思いは強かった。今年の目標の中に全日本優勝があったのにできなかった。どうしようもないが、出場できないのは悲しい」と沈痛な胸の内を明かした。
当初は開会式(21日)の前日に帰国する予定だったが、22日の午前0時に成田空港へ到着。その後同7時半に伊丹空港へ着いたものの、スケート靴など、競技に必要なものがこの日の段階で手元へ帰ってくることはなかった。木原は「僕は何も届いていない。手元にあるのはマッサージの機械だけ。着替えもないので買いに行かないといけない」と苦笑いを浮かべた。
今大会は世界選手権(3月・さいたまスーパーアリーナ)の選考会を兼ねており、出場権を得るためには参加が必須。ただ、日本連盟の選考基準には「過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、ケガ等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合、不参加の理由となったケガ等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、世界選手権大会時の状態を見通しつつ、選考することがある」と記されている。
〝りくりゅう〟は昨季の世界選手権で銀メダルを獲得。日本連盟が今回の案件を「やむを得ない理由」と認定すれば世界選手権の代表に選出される公算は高いとはいえ、不安は募るばかりだ。












