これが世界女王の貫禄だ。フィギュアスケートの全日本選手権初日(22日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、坂本花織(22=シスメックス)は国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、今季世界最高得点となる77・79点をマーク。堂々の首位発進となった。
いつもの〝かおちゃんスマイル〟が帰ってきた。約2週間前のグランプリ(GP)ファイナルではまさかの5位。失意に暮れたが「イタリアで何とは言わないけど、おいしいものを食べた。イタリアに嫌なもの置いてきた」と気持ちを切り替え、走り込みなどで調整。この日は冒頭のダブルアクセルを着氷させると、3回転ルッツ、3回転フリップ―トーループの連続ジャンプも降り、ノーミスの演技で会場を魅了した。
演技後に全身で喜びを表現した坂本は「今季の中で一番自信を持って挑めた大会でしっかりノーミスができた。今季はスピンやステップがレベル4に届かなかったけど、今日は届いたのでよかった」と充実の表情。その上で「イタリアから帰ってから吹っ切れた。人が変わったかのように新しい風が吹いた」と花織節で自身の変化を振り返った。
24日のフリーは、2年連続3度目の優勝がかかる一戦。重圧のかかる状況にもかかわらず「やるで! やる気満々やで!」と高らかに宣言して取材エリアを去った坂本。この勢いはもう誰にも止められない。












