球界屈指の出塁率を誇る安打製造機の加入で、鷹打線の青写真は――。ソフトバンクの藤本博史監督が19日、FAで新加入の近藤健介外野手(29)を3番・レフトで起用することについて言及した。

 出塁率の高さから当初は1番起用も思い描いていたが、交渉の席で近藤から「苦手」であることを明かされて軌道修正。「3番・近藤で行ってもらえれば一番効率がいいんじゃないかと考えてます。1年の中で状態もあるし、そこは臨機応変に。打つことは間違いなく打ってくれるでしょうからね。あとはどこにはまるか。本人が『1番は苦手』と言ってたからね。『行けと言われれば行きます』と言ってたけど、本心を聞いといたからね」と方針を明かした。

 3番・近藤、4番・柳田のクリーンアップが基本線。となれば得点力アップのカギを握るのが「1、2番の出塁」となる。指揮官は脚の速い選手が並べた上で「短期決戦や終盤では必要だけど(2番で)バントはしたくない」と、クリーンアップの前に犠打以外の仕掛けでチャンスを広げる攻撃パターンを思い描いている。三森、周東らが候補となるが「1、2番の出塁率は気になるところ。そこを打つべき選手が競争して頑張ってくれれば」と期待を込めた。

 思い描く打線が完成すれば大幅な得点力アップにつながり、V奪回に向けて大きく前進するのは間違いなさそうだ。