巨人の吉川尚輝内野手(27)が13日に、自身が支援している社会貢献プロジェクト「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」の活動の一環として、都内にあるNPO法人フローレンスの事務所を訪れた。

 今季から始まった同プロジェクトでは、「公式戦で記録した得点数と盗塁数の合計×1万円」をフローレンスへ寄付。寄付金は同団体を通じ、経済的に困窮している家庭などへの支援活動に充てられた。

 この日は実際に対象家庭に配られる食品やクリスマスプレゼントの梱包作業を体験。配送予定の家庭の子供の年齢に応じて様々な支援物資を段ボールに詰め込むと「僕が活躍することによって支援の幅も広がる。より一層、こういう人たちのためにも頑張らないといけないなと思います」と率直な心境を明かし、活動への実感がより増したようだった。

 吉川が同プロジェクトを始めるきかっけとなったのは、自身の幼少期から経験した悲しい別れだった。「野球はお金のかかるスポーツ。小学校も中学校も高校もそうなんですけど、何かしらの家庭事情で(野球を)辞めざるを得ない人をたくさん見てきましたし、自分より上手だった子も辞めたりしていた。自分の父親がボーイズの監督だったので、そういう電話を聞いたりしていた」と経験を回顧。

 自分自身も感じる部分はあったようで「僕は寮に入っていたので、寮費だったりすごいお金がかかっていた。プロ野球選手になって恩返しがしたいという思いだったので、(同じような)何かしらいろいろな夢を持っている小さな子たちに、少しでも恩返しという形で、こういう活動を通して僕たちが少しでもサポートしていければなと思います」と力強く決意した。

 経済的理由で夢を諦めてしまう子を減らすため――。来季は「今年以上の結果」を残し、更なる社会貢献を行っていく覚悟だ。