マリナーズのイチロー氏(49=球団会長付特別補佐兼インストラクター)が4日、静岡県立富士高校野球部で2日間の訪問指導を終えた。文武両道を掲げる部員数19人の同校を指導し、初日に「元気のなさ」を感じていたが、この日はイチロー氏の〝激アツ〟内野ノックをきっかけに活気を取り戻した。
午後3時からの内野ノックは1人10本。8球目以降にエラーをすると終われず、また8からカウントされるルールだ。「僕の体力がもつ限りやろう」とスタートしたが、次第にヒートアップして外野陣も参加を直訴。「前に!」「ナイスプレー!」「あきらめるのが早い!」とイチロー氏の叱咤激励で熱を帯び、生徒も声を出して励まし合った。途中、取り終わった生徒の1人がイチロー氏に駆け寄り「いい思い出になりました」と涙ぐんで感謝する場面も見られた。
イチロー氏は結局、19人全員にノックを浴びせ、バットを振った回数は約50分間で449スイング。終了後、汗と泥にまみれた生徒たちに「今、その感じ。昨日の最初より全然違う。みんなで励まして、チームの感じするでしょ。この感じ、忘れないで。勉強も大変だと思うけど、壁に立ち向かっていけるように、今日も感覚を忘れないで」と言葉を送った。












