阪神・原口文仁内野手が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円増の3100万円でサインした。

 プロ13年目の今季は主に代打として33試合に出場し、打率3割2分4厘、2本塁打、10打点。負傷などもあって一軍出場機会こそ少なかったが、貴重な右の切り札として一定の結果を残した。

 今季は本職である捕手へのこだわりを捨て、登録を内野手へ変更して臨んだ。プロの世界で生き残るため、一塁だけではなく外野手にも挑戦。来季へ向け「(守備位置に関しては)僕だけでは判断できないのですが、一塁も外野もしっかり練習して来るべきチャンスへ向け挑戦したい」とした。

 岡田新監督は来季、一塁手として大山を固定起用する考えを既に明言。左右両翼のレギュラー選手は現時点では未定だが、今秋のキャンプで井上、前川ら若手外野手も目覚ましい成長をアピール。2016年の新人王・高山も虎視眈々と定位置再奪取を狙うなど、競争も激しい。

 だが、来年で31歳になる背番号94は「自分にしか経験していないことは、たくさんある。どの監督でもやるべきことをやって『ここで行け』と言われた場面で応えられるようにいい準備をしたい」と一歩も引く気はない。

 19年1月にはステージ3bの大腸がん罹患が発覚するも、不屈の意志で病魔を克服し、戦線へカムバック。練り上げた強靭な心身で14年目のシーズンも戦いに挑む。(金額は推定)