殺人未遂容疑で逮捕されていた元UFCヘビー級王者のケイン・ヴェラスケス(40=米国)が、裁判所から12月3日に行われるメキシコ・プロレス団体「AAA」の米アリゾナ州テンピ大会出場を許可されたと、複数の米メディアが伝えた。

 米スポーツ専門局「ESPN」などによると、ヴェラスケスは今年2月にカリフォルニア州で起こした殺人未遂と銃関連の容疑10件で起訴された。同月から同州サンタクララ郡の刑務所で拘留されていたが、11月8日に100万ドル(約1億4000万円)の保釈金を払って釈放された。

 ESPN(電子版)は「ヴェラスケスのチームは先週、AAAと話し合いを始め、合意に達したという。月曜日(21日)に弁護団が裁判所に特別許可を求め、判事は火曜日(22日)にそれを許可した」と報じた。

 保釈の際には自宅に閉じこもり、GPSトラッカーを装着し、この事件の被害者とされる人物には300ヤード(約274メートル)以内に近づかないことが条件だった。しかし、AAA出場にあたって、外出禁止とGPS装置は一時的に免除となり、その代わりにAAA大会に同行する警察官の費用を自費で負担する必要があるという。

 UFCヘビー級王座を2度獲得したMMAレジェンドは近年、プロレスにも進出。世界最大団体の米WWEでは〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナーと一騎打ちしたほか、メキシコのAAAには2度出場していた。

 ESPNによれば、AAA・テンピ大会では6人タッグ戦に出場予定。メキシコ系米国人のヴェラスケスはルチャ・リブレの大ファンというだけに、再起の場をルチャに求めたようだ。