森保ジャパンがカタールW杯(20日開幕)に向けて次々と不安を露呈した。本番前最後の実戦となる国際親善試合カナダ戦(17日=日本時間18日、UAE・ドバイ)で1―2と痛恨の逆転負けを喫した。先発に抜てきされたMF相馬勇紀(名古屋)が先制ゴールを奪う一方で、守備陣は課題のオンパレード。1次リーグE組初戦のドイツ戦(23日)までに立て直しはできるのか…。
自慢だったはずの堅守はもろくも崩れ去った。相馬のゴールで幸先よく先制に成功するが、その後は徐々に押され始めると、前半21分に相手の右CKからDFスティーブン・ビトリアに押し込まれて同点に追いつかれた。
後半は終盤になると守勢になり、後半アディショナルタイムにDF山根視来(川崎)がペナルティーエリア内で相手選手を倒し、PKを献上。これをFWルーカス・カバリーニに決められて勝負は決した。
本番を目前にして課題山積みの現実を突きつけられた。セットプレーでは、失点シーンの他にも何度も相手に合わせられた。DF板倉滉(ボルシアMG)は「そこはW杯ではやらせちゃいけない。マークの付き方は詰めていかないといけない。一本のミスが失点につながるし、本番もセットプレーは集中したい」と猛省した。
主将のDF吉田麻也(シャルケ)も「いいボールに対して、まずは簡単なファウルをしない。当たり前のことを当たり前にできていないと、やっぱり上のレベルには行けない。この5日間でいろいろやるべきことはある」。初戦のドイツ戦までに不安点が多いことを認めた。
また、吉田は別の課題も口にする。「どうやって試合を終わらせなきゃいけないのか。いろんな状況で残り10分の戦い方を変えないといけない。間違いなく、そこは改善させなきゃいけない。分かりやすい反省点」。試合終盤の1点の攻防でどのようにチームとして共通認識を持つのか、それをどうやって実行するのか。この段階になってもまだ定まっていない。
さらに、左サイドのもろさも露呈した。先発したDF伊藤洋輝(シュツットガルト)は、カナダの攻撃陣に再三突破を許し、ピンチを招いた。
途中交代で出場したDF長友佑都(FC東京)は「自分たちの課題が出きった」とズバリ。そして「相手は裏を狙うのがうまい選手で対応が難しかった。洋輝もクラブでサイドバックをやっていないし、センターバックとはポジショニングとか違った部分があるので」と指摘した。伊藤は左サイドバックは本職ではなく、DF中山雄太(ハダースフィールド)が負傷離脱した影響がモロに出てしまった。
課題が噴出しての完敗。イレブンの危機感は好結果へとつながるか。












