オリックスは17日、ポスティングシステムによるメジャー移籍を希望している吉田正尚外野手(29)の訴えを容認すると発表した。吉田正は「高いレベルで野球をやりたいという気持ち、小さい時からの夢にチャレンジしたいという気持ち、そういった自分の思いを尊重していただいた球団には本当に感謝しています」とコメントした。
オリックスで同システムを利用するのは、2000年オフにマリナーズに移籍したイチロー以来。今後は「日米間選手契約に関する協定」に準じて申請の手続きに入る。
吉田正は一昨年オフから代理人を通じ、将来的なメジャー挑戦についての思いを球団に伝えていた。今年の日本シリーズ終了後に球団に直訴し、協議を重ねていく中で西武・森友哉捕手(27)のFA獲得に成功。打線の軸のメドが立ったことでポスティング容認に至ったと見られる。チーム内でも「年齢的なことを考えたら行かせてあげた方がいい」「日本一がいいタイミングだ」と快く送り出す声が多い。
すでにメジャー数球団が興味を示しているとされるが、フロント幹部は「安売りはしてほしくない。条件が合わなければ菅野のようになるかもしれない。こちらのメリットになるものでないと」と慎重な構え。2020年オフ、巨人から同システムで移籍を目指した菅野は複数球団と交渉しながらも決裂し、巨人残留となっている。吉田正も国内最強打者とはいえ、守備力、走力も重視するメジャーの評価は高くはなく、加えて度重なる腰痛、ケガもメディカルデータで赤裸々にされる。交渉難航の可能性もあり、代理人の手腕が問われることになりそうだ。












