〝炎の飛龍〟ことドラディションの藤波辰爾(68)が、10月1日に死去した〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の追悼大会出場に名乗りを上げた。
自身のデビュー50周年記念ツアー最終戦「DRAGON EXPO 1971」(12月1日、東京・国立代々木競技場第二体育館)のメインでは棚橋弘至と対戦する。
当初は、猪木さんにメモリアル大会への来場を要請していたという。「2か月くらい前にお願いに行ったら、『12月1日だな』って確認してくれて。その後、歩行器を使って歩いて見送ってくれたから、1か月たって突然亡くなった時は信じられなかった」と明かし「この大会に来るって決めて、『俺はこれだけ元気になっているんだぞ』っていうのを見せたかったんだと思う」と師匠の思いを代弁した。
大会は新日本プロレス、全日本プロレス、ノアらから30選手が参戦する団体の垣根を越えた豪華カードが出揃った。だからこそ「世代は違うけど、今のトップどころがこうやって元気よくファイトするってところを見てほしかった。リングに上がっていなくても、いろいろなファンの人の前に出してあげたかった」と無念の表情を浮かべる。
それでも棚橋とのシングルに向け「僕の中では猪木さんはもちろん来て、一緒に戦ってくれてる気持ちですよ」と必死に前を向いた。
来場はかなわなかったが、12月28日には猪木さんの〝遺言〟に従った大会「INOKI BOM―BA―YE×巌流島」(東京・両国国技館)が開催され、来年1月4日の新日本・東京ドーム大会は猪木さんの追悼大会として行われる。
藤波は「そりゃあ、どちらも出たい。猪木さんのそういう大会で主催者が声をかけてくれるなら、僕自身はいける態勢は整っています」と腕をぶす。猪木さんの付け人を務め、1972年に新日本を旗揚げする際にも行動をともにした。「僕の中で猪木さんは消せないので、猪木さんの思いも背負って戦う」。炎の飛龍は師匠とともにリングに立ち続ける。












