これも総帥引退の影響なのか…。WWEの〝Mr.MITB〟オースティン・セオリー(25)が、キャッシュインに失敗した。
7月の「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」ラダーマッチを制し、いつでもどこでも王座に挑戦できる権利を獲得。だが、手厚い庇護を受けてきた総帥ビンス・マクマホン氏が不倫スキャンダルで引退。同月のWWEユニバーサル王者ローマン・レインズ対ブロック・レスナーでは権利を行使できず、〝Mr.MITB〟の影は薄くなっていた
今週のロウ(ペンシルベニア州ウィルクスバリ)では、WWE10周年となるUS王者セス・ロリンズが、オープンチャレンジを宣言。会場ビジョンには前王者のボビー・ラシュリーが映し出され「俺がUS王座を保持してないのは、(王座戦前に襲撃された)レスナーと、ロリンズが理由だ」と王座挑戦を表明した。
ところが、ロリンズはゴング前にラシュリーから襲われ、試合が始まる前に変型チョークスラムで実況席ごと破壊されて場外に沈められた。ラシュリーが退場となると、笑みを浮かべたセオリーがアタッシェケース片手に登場。ロリンズの状態を確認して、キャッシュイン(権利行使)した。
ゴングが鳴ると、大振りの左フック、変型ネックブリーカー、ペディグリーを決める猛攻を見せたが、いずれも3カウントは奪えず。ロリンズにはパワーボムからスーパーキック、エルボー攻撃の反撃を受けるも、カーブストンプをかわしてAタウンダウン(変型顔面砕き)。決まったかに見えたが、ラシュリーが場内に戻ってレフェリーの足を引っ張り、カウントを阻止した。
チャンスを潰されたセオリーも、ラシュリーから場外バリケードと鉄柱に叩きつけられ、ハートロックで締め上げられて場外でダウン…。何とかリングに戻ったが、ロリンズのカーブストンプで頭を踏みつけられて3カウントを奪われた。
セオリーの当初の狙いは、レインズのWWEユニバーサル王座だった。絶対王者に隙はないと見たのかUS王座に標的を変更したが、ラシュリーの介入でチャンスをものにできなかった。〝育ての親〟だったビンス氏の引退で、運からも見放されたのか…。期待の若手はここからどう巻き返していくのだろうか。












