WWEのサウジアラビア決戦「クラウン・ジュエル」(5日=日本時間6日、リヤド)で、WWE&ユニバーサル統一王者ローマン・レインズ(37)が、まさかの大苦闘の末に防衛を果たした。
サウジ決戦では登録者数2360万人の米人気ユーチューバー、ローガン・ポール(27)を挑戦者に迎えた。相手はこれがプロレスキャリア3戦目だけに、序盤から笑みを浮かべて余裕しゃくしゃく。ところが「ローガン!」チャントを浴びたローガンは、序盤から驚異的なポテンシャルを見せつける。肩車で豪快に投げ捨てると、腰投げからラリアートで王者を場外に転落させた。さらにクロスボディー、エプロンからトップロープ越しに1回転してのラリアートで攻め立てた。
これで顔色の変わったレインズは、コーナーから飛んできたローガンにアッパー一発。続けてバックドロップ、コーナーでのラリアート連打を放つと、ネックロックを決めながらローガンに罵声を浴びせた。しかし、ローガンは止まらない。豪快なサイドスープレックスからラリアート、ブロックバスター、スーパーマンパンチ、クロスボディー、その場飛びムーンサルト弾と驚異の波状攻撃だ。
統一王者は、ローガンが放ったショーン・マイケルズ直伝のスイート・チン・ミュージックをロックボトムで切り返した。だが、ここでついにローガン必殺の右フック、「ラッキーショット」を浴びてしまう。ふらつくレインズは、スーパーマンパンチも食らって場外に逃げた。ここでローガンはスマホを左手に持ったままコーナーに上がり、何と自身を撮影しながら、場外でダウンしたレインズにフロッグスプラッシュ弾。実況席ごと破壊してしまった。
大ピンチのレインズに同じ「ザ・ブラッドライン(BL)」のウーソズ(ジミー&ジェイ)が介入。だがローガンの助っ人には弟のジェイク・ポールが登場。10月29日のボクシング公式戦で、元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバに判定勝ちしたジェイクは、右パンチをジミーとジェイに浴びせ撃退した。
さらにウーソズの弟ソロ・シコアまで現れて大乱闘になるも、ローガンは場外のBLめがけてノータッチプランチャを発射。ジェイクから「フィニッシュだ!」と叱咤され、リングに入ったが、待ち構えていたレインズは本家スーパーマンパンチだ。最後は必殺のスピアーでトドメを刺した。
レインズは大苦戦の末に防衛に成功。一方のローガンは試合後、自身のツイッターに笑顔で右ヒザをアイシングする写真を掲載し、試合途中で半月板損傷に内側側副靭帯、前十字靭帯も負傷したことを明かした。
絶対王者VS人気ユーチューバーの異次元マッチは、想像を超えた大激戦となった。












