元日本代表FW武田修宏氏(55=本紙評論家)が20に開幕するカタールW杯1次リーグ各組を予想する連載の第5回は日本が入ったE組を徹底分析。ドイツ、スペインと同組ながらも森保ジャパンの決勝トーナメント進出に太鼓判を押した理由とは――。

【勝ち上がるのはこの国だ⑤=C組、スペイン、ドイツ、日本、コスタリカ】W杯優勝経験のあるドイツとスペインの2か国と同組となった日本がどう戦うのかが、注目されている。

 武田氏は「ドイツが1位抜けすると思うね。過去4度のW杯制覇はダテじゃない。若手とベテランが融合し、勢いと経験もある。それにバイエルン・ミュンヘンの所属選手たちが多いことも連係面でプラスだし、スペインよりも安定感はあるよ」と指摘した。

 ドイツは攻撃陣に豊富な若手タレントがそろっている中、ベンチも含めて選手層が厚く「サブメンバーも含めてスキがない感じ」とし、GKマヌエル・ノイアーとMFヨシュア・キミヒ(ともにバイエルン・ミュンヘン)が「1次リーグもだけど、優勝争いのキーマンになる」という。

 そして2位には森保ジャパンが食い込むと予想した。「森保監督に期待しているよ。初戦のドイツ戦で勝ち点1以上を取る。そうすれば最終戦であたるスペインに勝てば決勝トーナメントに行けるっていう展開になるはず」と予測。「実は意外にスペインは組みやすいってみている。昨年の東京五輪でも日本は準決勝で対戦し、好勝負(延長で0―1負け)だったしね。森保監督はスペイン相手に戦い慣れているし、自信を持っているはずだよ」という。

 その上で武田氏は日本代表チームの分析力を高く評価。すでにスペインを〝丸裸〟し、対策は万全とみている。「しっかり守ってカウンター狙いになるんじゃないかな。森保監督は守備から入るタイプだと思うし、強豪国が相手でも、そう簡単には失点しない戦いができる。勝ち上がって目標のベスト8入りも可能だよ」と太鼓判を押した。