卓球女子の伊藤美誠(22=スターツ)が、中国から〝挑発〟を受けている。

 30日に最終日を迎えるWTTカップファイナルズ(中国・新郷)シングルスで、伊藤は準々決勝で王曼昱(中国)に0―3で完敗。今月行われた世界選手権団体戦の決勝でも1―3で敗れた相手に再び屈し、実力差を見せつけられた。

 この試合は複数の中国メディアが注目し、王曼昱の快勝を取り上げた。そうした中、同国「網易」は「さようなら、伊藤美誠 あなたはもう中国の〝最強ライバルリスト〟から外れた」とのコラムを掲載。「大魔王」と名付けるほど脅威の存在だったのは過去の話だと一蹴した。

 同コラムは「近年、中国女子チームにナンバーワンのライバルがいるとすれば、伊藤誠選手だ」として、これまでの中国選手との成績を紹介。国際大会出の実績に加え、2020年には丁寧らを破ったことなど、中国にとって厄介な選手であることを強調した。

 しかし、その後はシングルスで中国勢が優位に立っていることを伝え、昨年の東京五輪混合ダブルス金メダルに触れながらも「伊藤の勝算は高くない」と主張。さらに世界選手権団体戦と今大会で王曼昱が〝2連勝〟したことを挙げて「この2試合を見ると、サーブは仕掛けがあっても相変わらずという印象。かつては中国の選手が頭を悩ませた戦い方もスピード感がなく、脅威は弱まった」と〝警戒レベル〟を下げた。

「何より彼女の闘志も2年前に比べると、本来の殺気が全く感じられない。伊藤美誠はまた強敵ナンバーワンになれるのか、強敵リストから消えるのか」と、同コラムは終始言いたい放題だったが…。24年パリ五輪に向けて、伊藤は逆襲できるか。