卓球女子で東京、パリ五輪団体銀メダリストの平野美宇が1日、福岡市の福岡武道館で行われたノジマTリーグ女子開幕戦で九州カリーナでの初陣に臨んだ。ダブルスは黒星を喫したものの、シングルスではデンミンイをゲームカウント3―0で下し、チームの3―2での開幕白星発進に貢献した。
今季から九州カリーナへ加入した平野は、第1マッチで首藤成美とペアを組み、日下部詩季、小林りんご組と対戦。9―11、8―11で敗れ、「初戦はとても緊張した」と振り返った。さらに「相手のペアが、自分たちが予測していたペアとは違って、カットマンと異質の選手で、やったことのないような戦略だったので、すごくやりづらさもありました」と敗因を分析した。
それでもチームスコア1―1で迎えた第3マッチでは、デンミンイを11―9、11―3、11―6でストレートで下した。「去年も対戦していた選手だったので、最後まで順調に集中して試合を進められたかなと思います」と冷静に振り返り、「チームの勝利に貢献することができて良かった」と笑顔を見せた。
昨季最下位だったチームは、第2マッチで藤田知子、第3マッチで平野が連勝。勝負を決めるビクトリーマッチでは藤田が勝利し、開幕戦をものにした。平野もベンチから積極的に声を掛け、「少し焦っている感じがあったのでアドバイスした」と明かした。今季はキャプテンにも就任しており、「伝えられることはどんどん伝えていけたら」と新たな役割への自覚ものぞかせた。
試合前には熊本地震の被災地への思いも込め、「少しでも九州に元気、勇気を与えられるように頑張りたい」とファンへ呼びかけていた平野。まずは勝利という形で新天地での第一歩を踏み出し、2日は昨季まで所属した木下アビエル神奈川との古巣戦に臨む。
福岡での新生活も楽しみにしている。「福岡はすごくおいしいものがたくさんあると思うので、水炊きは食べたことがなくて食べてみたい。もつも好きなので、試合後に食べられたら」と笑顔。コート内外で、新たなスタートを切った。












