最後に「まさか」の展開が待っていた。ヤクルトは27日、オリックスとの日本シリーズ第5戦(京セラ)に9回、4―6でサヨナラ負けした。先発のルーキー・山下は5回3失点の粘投。打線も相手を上回る12安打したが勝ち切れなかった。

 4―3の9回だ。4番手で登板したスコット・マクガフ投手(32)が先頭・安達に四球、続く福田には送りバントを決められた。一死二塁で西野の投手強襲安打を一塁へ悪送球し、この間に走者がかえって同点に追いつかれた。

 中川圭は三振に打ち取り二死一塁とするも、吉田正に2球目の変化球をとらえられてサヨナラ2ランを浴びた。高津監督は「先頭の四球が痛かったですね」と話し、適時失策には「取れるアウトは取らなきゃいけないですね」と厳しかった。

 ただ、前向きな材料もある。2試合連続で先発出場の青木宣親外野手(40)が4打数3安打1打点の活躍。指揮官は「誰が打っても安打1本なんだけども、ベテランが打つとチームに与える影響の意味が違ってくる。昨日に引き続きすごくいいバッティングだったと思う」とたたえた。