新日本プロレスは26日、WWEとのダブルブッキングにより11月5日大阪大会への来場を拒否したNEVER無差別級王者カール・アンダーソン(42)に対し、この状況が続くならばベルト返上を要求する意向を示した。

 アンダーソンは大阪大会でヒクレオとV2戦を行うことが4日に発表された。ところがアンダーソンはパートナーのルーク・ギャローズとともにWWEに復帰。新日本大阪決戦と同日の「クラウン・ジュエル」(11月5日、サウジアラビア・リヤド)への出場が決定してしまった。

 和泉元彌ばりのダブルブッキングとなったアンダーソンは20日にギャローズとともに動画で声明を発表。ギャローズは「新日本が俺に話を通さなかったからダブルブッキングになってしまっている」と新日本側の不備を追及した。当のアンダーソンも「11月5日、俺たちは大阪に行かない」と来日を拒絶した。

 これを受けて新日本はこの日、経緯を説明。ギャローズの発言に対しては「新日本プロレスではアンダーソン選手に適正なルート、適正な時期にオファーを行っており、本人から承諾を得た上で、タイトルマッチの発表を行っています」と反論した。

 その上で「新日本プロレスでは、アンダーソン選手に説得を試みましたが返答がないため、11月5日大阪大会に来日せず、会社側と同意したタイトルマッチを反故にした場合には、会社にNEVER無差別級王座の返上、同ベルトの返還を速やかに行うことを要求いたします」との方針を発表した。

 過去にも外国人選手によるトラブルは多数あったが、他団体の同日大会に出場選手として名を連ねるという露骨な行動は前代未聞だ。はく奪という強硬手段ではなく、説得と要求を繰り出した新日本に対し、アンダーソンはどう反応するのか、注目だ。