新日本プロレス25日の神戸ワールド記念ホール大会で、NEVER無差別級王者のカール・アンダーソン(42)が棚橋弘至(45)の挑戦を退けて初防衛に成功した。

 棚橋のヒザ攻めに苦しみ、セコンドのドク・ギャローズ介入も矢野通によって防がれたアンダーソンは、ハイフライアタックを浴びて窮地に。それでもハイフライフローだけは痛むヒザで迎撃し、決定打は許さない。最後は切り返し合戦からガン・スタンをさく裂させて、エースの挑戦をはね返した。

 しかし、試合後のリングで事件が待っていた。勝ち誇るアンダーソンの元には、バレットクラブ(BC)のリーダーでIWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトが祝福に訪れる。3人がかりで棚橋にリンチを加えていると、10月10日両国大会でジェイに挑戦を控えているタマ・トンガが救出に訪れる。

 さらにその直後には、兄のタマが追放されたBCに残留していたヒクレオも登場。ジェイからタマへの攻撃を命じられるが、ヒクレオはこれを拒絶してリーダーに反逆する。ジェイにガン・スタンを決めたタマと、それをアシストしたヒクレオが抱擁し、兄弟の絆が復活した。

 試合後のアンダーソンは「俺は棚橋をすごく尊敬している。彼は世界一の選手だ。今日戦えたことを感謝している。ニュージャパン、今日の大会がソールドアウトになったことに関しては『どういたしまして』だ。俺はお祝いのビールをいただくよ」と、こよなく愛するサッポロ黒ラベルで怒りを中和。

 一方でBCを離脱したヒクレオは「俺はやっと変化を起こした。家族以上のものはないということに気付かせてくれたジェイにお礼を言うよ。血はそれだけ濃いんだ」と豪語し、タマらとともに本隊に合流することが決定的となった。