巨人は23日の秋季練習で航空自衛隊千歳と練習試合(ジャイアンツ球場)を行い、7―0で快勝した。

 坂本や丸、岡本和といった主力勢は室内練習場で汗を流した一方、原辰徳監督(64)を筆頭に大久保一軍打撃チーフコーチ、駒田三軍監督らはバックネット裏から試合に鋭い視線を送った。

 先発した左腕・山本は5回1安打無失点の快投。その後を堀岡が2イニング、戸根と田中が1イニングずつ無失点リレーでつないだ。攻撃陣では「3番・右翼」でスタメン出場した石川慎吾外野手(29)が、2本の二塁打を含む3打数2安打1打点と気を吐いた。

 試合後、原監督は育成選手として再出発する見込みの山本の投球について「ストライク先行でね。ピッチング術みたいなものは非常に感じた。左ピッチャーというのは、かなり若い期待しているピッチャーもいるわけだから、その1人として先頭を切ってくれればいいなと」と期待を込めつつ「もう1つ、2つ。真っすぐ、変化球のパワーと精度。その辺は必要になってくる」と上積みを求めた。

 また、独特な言い回しで奮起を求めたのが投打で存在感を示した2人だ。石川には「技術もあるし、素晴らしいバッターには間違いない」とした上で「内弁慶にならないようにね」。この日の最速152キロ直球を投じた堀岡にも同じく「内弁慶にならないようにね」とクギを刺した。

 今季の石川はイースタン・リーグに78試合出場し、打率2割8分3厘、6本塁打、35打点ながら一軍ではレギュラーに定着できず、22試合の出場にとどまった。育成落ちした堀岡も二軍戦で、30試合に登板して防御率2・83の成績。二軍戦などで実力を示せることは指揮官も理解している。一軍でどれだけの戦力になれるかが求められている。