3冠にも慢心なしだ。スピードスケートの全日本距離別選手権最終日(23日、長野・エムウェーブ)、女子1000メートルが行われ、北京五輪同種目金メダルの高木美帆(28=日体大職)が1分14秒63で6連覇を達成。1500&3000メートルと合わせ、今大会3種目の優勝を果たした。
今季からナショナルチームを離れ、ヨハン・デビット氏とのチームで再スタート。高木が「今までより自分でしなければいけないことが増えたり、いろいろな仕事があって環境が変わった」と明かすように、試行錯誤を重ねながら練習に励む日々。順風満帆ではないからこそ、デビット氏からは「去年よりタイムが及んでいないかもしれないが、ハイレベルなところで開幕戦を滑れているのは、ちゃんと評価してあげるんだよ」と声をかけられたという。
ただ、大会新記録をマークした初日(21日)の1500メートルと比べると、この日のレースは不完全燃焼だった。「氷に這うような感覚が1000メートルではつくれなかった。1500メートル以外で世界で戦うのはなかなか厳しい部分があるというところまでしか(状態を)持ってこられていない。今はそっちの気持ちの方が強い」と反省点を口にした。
今大会の経験は、今後にきっちりつなげていく。「ピーキングだったり、ケアだったり3日間での体の変化を感じた。出だしがよくて後半が悪かったことはあまりなかったので、1つの収穫になった」。オールラウンダーとして、今季も世界で戦うための土台を築き上げる。












