借りは必ず返す。ソフトバンクの藤井皓哉投手(26)が5日、本拠地・ペイペイドームで西武と戦うクライマックスシリーズ(CS)第1ステージに向けてリベンジを誓った。
今季は55試合に登板して5勝1敗、防御率1・12。独立リーグからNPB復帰を果たした1年目で圧巻の成績をマークした。ただ、悔しさも味わった。マジック1で迎えて引き分けでも優勝だった1日の西武戦(ベルーナ)。延長11回に山川にサヨナラアーチを浴びて涙を流した。
「その(唯一の)1敗が、今後忘れることがない1敗なのかなと思う。(CSで)山川さんと対戦する機会があれば自分ができるベストを尽くして抑えられるようにやっていきたい」と言葉に熱い思いを込めた。
もう吹っ切れている。独立リーグ時代の思い出がよみがえり気持ちを切り替えられた。悪夢の一発を浴びた1日の夜、チームはベルーナドームから1時間半をかけて宿泊予定の都内のホテルに移動した。異例となる長時間のバス移動。藤井にとっては昨年を思い出す時間になったという。
「長いバス移動はプロに入れば少ないですが、去年はずっと長い時間かけて移動していた。すごくうまくリセットができた。去年の環境から今の環境に来て、こういうところで野球ができる幸せも感じた。僕が打たれて負けてしまったが、こう悔しがれることも幸せなんだなということも感じました」
ホテル到着後、指揮官の部屋を訪ねて「明日も行かせてください」と4連投を直訴した。V逸が決まった翌2日のロッテ戦(ZOZOマリン)は、ビハインドで終盤を迎えたため登板機会はなかったが、ショックを引きずることなく戦う準備はできていた。その思いをCSにぶつける。
「勝ちたい気持ちを前面に出してやっていきたい」と燃えている。












