巨人の菅野智之投手(32)が2日、今季最終戦となるDeNA戦(横浜)に先発し、5回無失点で2年ぶりとなる10勝目を挙げた。
今季〝ラス投〟で意地を見せた。菅野は初回こそ打者3人で終わらせたものの、続く2回には一死から宮崎、ソト、戸柱と3連打で満塁のピンチ…。1点リードの場面で招いた危機に緊張感が走ったが、森を空振り三振、代打・大田を遊ゴロに打ち取ってなんとか無失点で切り抜けた。
その後も毎回安打を許しながらなんとかスコアボードに0を並べ続けた右腕。5回69球を投じたところでマウンドを降りた。
昨季は不振に苦しみ自己最少の6勝(7敗)に終わった菅野だったが、これで14勝を挙げた2020年以来2年ぶりに2桁勝利を達成。これには「そこで満足してはいけない。もっと勝てたと思っています」としながらも「でも10勝できたのは素直にうれしいです」と率直な心境を明かした。原監督も「本来、15勝、16勝という期待をしているわけですから、そこは何かまたつなげてくれるといいですね、ステップアップの材料としてね」と期待感を口にした。
エースにとって決して満足のいく1年ではなかったが、必ず来季につながる――。「(今季は)あまり状態が上がらない中でしっかり自分の中で答えを見つけ出して。コロナにかかった次の、それも横浜スタジアムだったと思うんですけど、そこからある程度のパフォーマンスを維持してずっと投げられたと思う。あの状態からここまで持ってこられたという手ごたえはあります」と力強く語ると「このいい調子を来年のスタートからできれば、すごくいい成績を出せると思うので。自信はあります」と既に視線の先を2023年に向けていた。
もがき苦しみながらも、なんとか「有終の美」は飾った菅野。今季掴んだものを来季に向けた礎とすることはできるか。












