阪神の次期監督に、元監督の岡田彰布氏(64)が26日、内定した。
 
この日朝、大阪市福島区の阪神電鉄本社で対応した百北幸司球団社長は「シーズンが終わるまでは、私のほうから申し上げることはない」と、今季限りで退任する矢野燿大監督(53)の後任人事を説明したが、岡田氏を次期監督としてレギュラーシーズン終了後に正式発表される見込みが高まった。

 岡田氏は1980年に、早大からドラフト1位で阪神に入団すると、1年目からレギュラーとして活躍。1985年には、ここまで球団史で唯一となっている初の日本一に貢献した。

 1995年にオリックス移籍後は、オリックスでコーチや阪神の二軍監督などを歴任。03年には当時の星野仙一監督のもと、一軍内野守備走塁コーチとして18年ぶりのリーグ優勝に貢献し、翌年に一軍監督に就任した。05年には再び、チームをリーグ優勝に導いた。

 就任4年目だった矢野燿大は、キャンプ・イン前日の1月31日に自ら今季限りでの退任を表明。それ以降、シーズンと同時進行となる形で、球団は後任監督の選定にあたっていた。

 前例のない、異例の状況で開幕を迎えたチームは、開幕9連敗の最悪の状況からスタート。17試合でわずか1勝(15敗1分)で勝率0割6分3厘と、プロ野球史上最低勝率を更新するなど、序盤から低迷し、すでにシーズンの負け越しも決定。残り3試合で、クライマックス・シリーズ(CS)進出圏内も微妙な状況となっている。

 この状況を受け、球団はこの日までに、複数の候補者から一軍監督の指導歴が豊富な岡田氏に一本化。過去に阪神監督の5年間で、リーグ優勝1回Aクラス4回の名将に球団の再建を託すこととなった。