気になる守護神の異変――。ソフトバンクは23日のロッテ戦(ペイペイ)に延長10回の末、3―6で敗れた。試合のなかった2位オリックスに再びゲーム差なしに迫られ、優勝マジックは「7」のまま。かろうじて勝率1厘差で首位を守った。

 3―2の9回、守護神のリバン・モイネロ(26)が一死から中村奨に同点ソロを被弾。勝利目前で試合を振り出しに戻されると、10回にリリーフ陣が3点を失い、そのまま力尽きた。

 試合後、藤本監督はモイネロの被弾について「ここまでずっと抑えてくれとったからね」とかばいつつ「ちょっと不用意に入ったかな」と、悔しそうに振り返った。攻撃陣が再三の好機を逸す中、7回に主砲・柳田の22号2ランで一時試合をひっくり返しただけに痛かった。

 モイネロは19日のオリックス戦(京セラ)でも、1点リードの9回に吉田正に同点打を浴びた。20日の日本ハム戦(札幌)は左肩違和感でベンチを外れ、この日が2試合ぶりの守護神待機だった。チーム内でも「抑えて当たり前のポジション。こういうこともある。モイネロも人間だから」と言われるように、自身2戦連続となるセーブ失敗についてはさほどドタバタした動きはない。ただ、メンタル面を心配する声があるのは確かだ。というのも、これまで〝痛いかゆい〟を周囲に決して見せず、察知されることもなかったからだ。20日の試合を「違和感」で欠場した左腕の心身状態を巡って、不穏な空気が漂っている。

 まずはひょうひょうと抑え込む〝モイネロタイム〟を次戦で取り戻し、空気を一掃したいところだが…。