ゼロワンの世界ヘビー級選手権会見が、世界に発信された。
チャリティー大会「多古マツリ2022」(10日、千葉・多古町コミュニティプラザ・文化ホール)で開催される王者・田中将斗(49)VSザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)の世界ヘビー級選手権の会見が7日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で行われた。
プロレスの会見が同会場で行われるの異例のこと。会場には30人近い各国メディアが訪れた他、オンラインで世界の通信社などに配信された。
同大会はロシア侵攻により被害を受けているウクライナの支援も目的とされ、会場で募った募金はウクライナ大使館に寄付される。多古町は人口が約1万3800人だが、入場無料イベントとして700人近い来場者を見込んでいるという。
同興行を主催するアルファ・ジャパンプロモーションの荒井英夫代表は「日本の戦争報道の減少により、ウクライナへの支援が減っている現状がある。食品や薬品が届いていない。そして日本に避難されている方々の支援も必要」と訴える。
また、サスケが「プロレスには人々を元気にする魔法ような力を持っている。プロレスの役割の一つが、こういったチャリティー活動だと思っている」と語れば、王者の田中は「試合をすることが、そこ(チャリティー)につながる。何度潰されても立ち上がるのがプロレスラーなので、明日から頑張ろうと言う思いを持ってくれるような試合をしたい」と決意を改めた。
ゼロワンの神尊仁社長は「ウチのタイトルがこういうところから世界に発信できれば。これを機に前進していきます」と語った。