「安定キング」はどっちだ!? 阪神では、青柳晃洋(28)、伊藤将司(26)の右左の主戦級先発コンビが、20日のDeNA戦、21日の広島戦(いずれも甲子園)に先発予定。CS争いはもちろん、リーグトップタイの12勝の青柳は最多勝、防御率、伊藤将は2年目で初の規定投球回到達とそれぞれの個人記録奪取も、ラストスパートへのモチベーションとなっている。
19日現在、規定投球回にリーグで9人しか到達していない狭き門の中、129回2/3を投げている伊藤将司が、ラスト2回の先発チャンスで143回に到達すれば、2人の〝直接対決〟となる項目もある。
青柳が0・94でリーグ1位、2位の中日・大野雄大が1・04で続く「WHIP」がそれで、伊藤将も現在は規定未満ながら0・99。最終的に伊藤将が規定イニング到達した場合、この部門で虎の2人がトップを争うことになる。
この指標は、投手の安定感を測る項目のひとつで、1イニングあたりその投手が四球や安打などで何人の出塁を許したかの値で、与四球と被安打の合計を投球回で割ったものとなっている。
先発では1イニングあたり1・2~3人前後が平均的、1・1人以下で一流と呼ばれる数値指標で、2人は現在、超一流レベルの0点台。「1イニングあたりで許す走者は1人以下」の世界で、水面下で密かに競いあっている。
まずは伊藤将が残り2試合で規定投球回に到達することが、最終的にこの項目で両者を比較する大前提にはなるが、すでに規定投球回に到達した青柳も、今後は最多勝や防御率などのタイトルをかけた登板に臨む。
チームは残り6試合で同率3位の広島や、ゲーム差なしの巨人とCS争いの真っ最中。その中で2人の最後の〝踏ん張り〟は、不可欠なものとなっている。それはもちろん、矢野監督にとっても、大歓迎の争いだ。












