逆襲に燃える阪神で、今後の浮上へ向けた具体的な〝動き〟があった。球団は助っ人左腕のチェン・ウェイン投手(36)を戦力構想から外す決断を下し、21日に嶌村本部長が本人への通告を済ませたことを明かした。22日にウエーバー公示される。

 日米通算96勝の実績を誇るチェンだが、阪神では思うように実力を発揮できず。2021年から2年間でわずか1勝で球団を去ることとなった。20日にはアデルリン・ロドリゲス内野手(30)の獲得を発表。さらに育成の島本浩也投手(29)と支配下契約を締結し、登録選手枠は上限の70人に。7月31日のトレード期限までに、さらなる補強で戦力の底上げをするためには、登録枠を空ける必要があった。

 これで今季は7人の外国人選手で臨むことがほぼ確定。誰を起用していくかは、矢野燿大監督(53)の、7月中の「見極め」が重要になってくるという。

 チームは毎年7月、本拠地・甲子園での主催試合が多くなる一方、翌8月は甲子園を高校球児に明け渡すため、長期ロードに出るのが慣例。そのため、本拠地滞在期間の長い7月中に指揮官自ら二軍本拠地・鳴尾浜でのファーム試合視察に赴き「一軍以外の外国人選手」の視察に精を出すことになるからだ。

 実際には、7月に来日・デビュー予定のロドリゲスの状態確認に加え、いざ、この新助っ人の一軍昇格を決めた際は、好調に転じた6月以降〝固定化〟しつつあった外国人選手一軍枠の〝再考〟を迫られる。

 現在、野手はロハス、投手はガンケル、ウィルカーソンの先発2人に、中継ぎのアルカンタラ、ケラーの5人体制も、二軍には右足故障からの復帰を目指すマルテもおり「投手4・野手3」の助っ人勢をどう使いこなすのか。これまで以上に矢野監督のマネジメント力が試される夏となりそうだ。