エンゼルスの大谷翔平投手(28)は31日(日本時間1日)に本拠地アナハイムでのヤンキース戦に「3番・DH」で出場し、6回に2試合ぶりの一発となる逆転3ランを放ち、日本選手初の2年連続30号に到達。通算175本塁打の〝松井秀喜越え〟を果たした。

 打った瞬間だった。2点を追う6回一死一、二塁、相手先発はメジャーを代表する剛球右腕コールだ。2ボールからの3球目、97・9マイル(約157・5キロ)の外角直球を豪快に振り上げた。角度24度、打球速度107・3マイル(約172・7キロ)で夜空に打ち上げた瞬間、コールは肩を落とした。打球は中堅手ヒックスの頭上を越えた。飛距離427フィート(約130・1メートル)の特大の逆転3ランにエンゼル・スタジアムは大歓声に包まれた。日本選手初の2年連続30号到達だ。右翼で見守っていたア・リーグMVPを争うジャッジもあ然とした表情だ。

 コールには試合前まで17打数3安打、1割7分6厘、ノーアーチに抑えられていた。その難敵を攻略した。

 実は打ち直しの一発だった。初回一死一塁は初球、外角低めのナックルカーブをすくい上げて振り抜いた。角度35度、107・6マイル(約173・2キロ)の弾丸ライナーは中堅へ向かって伸びた。歓声と悲鳴が交錯する中、中堅手ヒックスがフェンス手前でジャンプして、捕球。飛距離389フィート(約118・6メートル)の大飛球だった。1メートル高いか、左中間方向へ1メートルずれていたら柵越えだった。

 4回一死無走者は直球2球で追い込まれ、フルカウントからの7球目、外角チェンジアップにタイミングをずらされ、三飛に倒れた。