新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)が、デビュー30周年記念大会(9月11日、千葉・東金アリーナ)で初の一騎打ちを行うグレート―O―カーンの〝再教育〟を誓った。記憶を失ったオーカーンのかつての姿を熟知していると主張する永田は、自らの記念試合の相手に選んだ理由を激白。過去の過ちを認めた上で、オーカーン最大の欠点を指摘した。
永田はこの日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪問。酒井修代表取締役社長に30周年のあいさつを行った。記念試合のカードを伝えると、今年1月にオーカーンに社長室を襲撃された酒井社長はけげんな顔をしたように見えたが、気のせいだろう。
山あり谷ありの30年だった。永田は「紆余曲折で、いい時もあれば悪い時もあった。そのレスラー人生の縮図というものを、この体一つで表現したいね」と腕をぶす。そんな特別な思いを抱く一戦の相手に指名したのがオーカーンだ。そこには深い理由が隠されている。
「ブシロードクラブ(現・TEAM NEW JAPAN)が誕生してちょうど10周年。彼が一期生というかね。記憶なんか思い出さなくてもいいから、その成果というものを肌で感じ取ってみたい。引っ張ってきた人間と戦うのは俺の一つの集大成というかケジメ」。永田が監督を務める同チームは確かにプロレスラーも輩出したが、オーカーンとの因果関係は不明だ。しかし永田は「顔はともかく、すごくいい選手になってますよね。顔はともかく、自分の特徴に合わせた成長を遂げている。顔はともかく、本当の実力はしっかりしていて、まさに新日本が失いつつあったレスリング、ストロングスタイルを一番体現できる」とまるで師匠のような口ぶりで現在のオーカーンの実力を認めた。
対するオーカーンからは、かつての付け人が全員グレた過去から育成力を疑問視されている。この告発に永田は「確かに俺の教育が足りなかったのかもしれない」と反省。「レスリング時代に焼き肉とステーキを食わせてやったんだ。『こんなおいしいものが食べられて幸せです』って言うから『バカ野郎、プロレスラーになったら毎日食えるよ』と、自分の稼ぎで毎日このくらい食べられるようになれよってつもりで言ったんだ。しかしアイツは、プロレスラーになれば人から何でもおごってもらえると勝手に勘違いして…。今では人の財布でメシを食っておいて、高額の領収書を偽造しSNSに自慢げに投稿するような人間になってしまった」と逆告発した。
「いかにも男性ホルモン強そうな顔してるからスケベは治らないだろうけど、せめてセコイ性根だけは叩き直してやろうかなと。実力があるのも、子供を助ける優しさがあるのも分かってるけど、そこだけは俺の教えが間違っていたわけだからね」と誓ったミスター。運命の〝師弟対決〟まで待ったなしだ。












