30日の広島戦(甲子園)に先発予定の阪神のエース・青柳晃洋投手(27)が2つの〝チェンジ〟を掲げた。

 まず断ち切るべきは今季初ともいえる自分への「負の流れ」だ。

 29日現在、リーグトップの12勝や1・70の防御率など今季はタイトル部門を球界トップを走り続けてきた右腕も、ここ2試合は6回もたずに失点し、いずれも敗戦投手になるなど、しばしの小休止状態。それだけに「ずっとふがいない投球が続いているので、相手うんぬんよりも、自分がいい投球ができるようにしか考えていないですね」とキッパリ。今季初対戦となる鯉戦対策についても「誰かというよりは、前回(DeNA戦)は四球から失点したりとか、そういうしょうもない失点が多かったので、防げるランナーを防ぐのが一番」。まずは自身のパフォーマンスに集中することを強調した。

 2日の巨人戦で12勝目を挙げて以降、3試合連続で勝利に見放された原因にも、自己分析に励んだ。〝見直し〟に着手したのはメンタル面だ。

「勝たなきゃいけないとか、長いイニングを投げないといけないとか、ちょっと考えすぎな要素がすごく多かったなと。それで自分に対して、ふがいなくて、すごくイライラしてしてしまったりとか。自分の未熟なところが最近は露骨に出ているなというのが反省点としてある」とした右腕は「(カード頭の)火曜日に投げるからとか、一番勝っているからとか、考えずに。ダメならダメでファームに行くだけぐらいの気持ちで頑張りたい」

 今やチームの顔とも言える存在の右腕だが、30日はエースの看板にとらわれることなく、原点回帰ともいえる〝挑戦者〟の心意気で荒々しく腕を振っていく。